< リテラシーの誤謬 | 知識と意思決定 >
文章量:約1800字

GARMIN ForeAthlete 245

私は趣味でランニングをしています。

たまに「今どれくらいのペースで走れているのかな?」と思った時にスマホを片手にランニングタイムの計測をしていました。

ある日なんとなく「サブ4目指してみようかな」と思い立ちました。

そして、知り合いから「まずは20キロ走ってみてごらん」という助言をもらい、実際にスマホを持ちながらハーフマラソンの距離を走ってみました。

正直つらすぎました。

まず、20キロ以上ずっとスマホを握り続けるのがつらい。

そして、ラップごとにスマホのラップボタンをタップするのが難しい。

後半はもう、今が何周目かを把握することすらあやふやになって、ボタンの押し間違いなどもおきました。

普段の走行距離が6キロなので、それぐらいであれば頑張れるのですが、15キロを超えてくるとさすがにつらみがヤバみです。

というわけで、腕時計でラップ計測ができるランニングウォッチの購入を決めました。

店員さんに色々教えてもらって、ランニングに特化するのであればガーミンというメーカーがいいこと。

そして、自分が求める機能的にForeAthlete 245あたりが丁度いいと判断して、購入を決めました。

これで、スマホなんてクソ重たいものを持たなくてもいいですし、ラップの計測も物理キーで押しやすくなりました。

しかも!なんと!それどころじゃないんです。

ラップの計測も自動でしてくれる機能がついていたんです。

ボタンを押す必要性すらなくなってしまいました。

こんなに素晴らしい商品があるならもっと早く購入していればと悔やまれます。

で、ここから本題なのですが、GPSを利用した自動ラップ計測機能の精度について調査したので、その結果をまとめてみたいと思います。

この時計には衛星測位システムとしてGPS+GLONASSかGPS+GLILEOが選択できるようになっています。

そこで今回、どちらのほうが高性能なのか実際の計測結果を並べて比べてみたいと思います。

まずはコース全体の比較。一周1キロのコースです。

GPS+GLONASS
GPS+GLONASS1
GPS+GLILEO
GPS+GALILEO1

どちらもだいたいコース上をトレースできているようです。

次に、周回ごとの位置ずれの比較。

GPS+GLONASS GPS+GLILEO
GPS+GLONASS2 GPS+GALILEO2

GLILEOのほうが若干誤差が少ない感じがしますが、走るスピードによる誤差と周回ごとのばらつきの範囲内レベルかな、という感じ。

最後に、コーナーの多い場所での比較。

GPS+GLONASS GPS+GLILEO
GPS+GLONASS3 GPS+GALILEO3

こちらも気持ちGLILEOのほうが精度が高いかな、といった感じです。

それほど差は見えません。

ただ、どちらも急カーブの部分はかなりショートカット気味に計測されています。

今までのは、距離(1キロごと)をもとにした自動ラップ計測でしたが、それとは別に、位置による自動計測機能もあります。

スタートしたポジションを記憶させておいて、その場所を通過するたびにラップを計測してくれる機能です。

GPS+GLONASS GPS+GLILEO
lap-at-position lap-at-position

といった結果になりました。

なぜかスタート位置とは若干ずれた場所で計測されていますが、ほぼほぼ同じ場所でラップを取ってくれているので、トラックのような周回コースでは距離による自動計測より、位置による自動計測のほうが信頼できそうです。

以上が、簡単に調査した結果になります。

個人的にGARMIN FOREATHLETE 245をすごく気に入っているので、趣味で走っている方にとてもおすすめできる商品です。

今回取り上げた機能だけを求めるなら廉価版のForeAthlete45でもいいですし(ただし自動計測は1キロ固定)、音楽も聞きたいなら音楽機能付きのタイプ(5000円ほど高い)もあります。

追記(2020/03/12 03:06:27 UTC)

GPSが補足されれば、いつでもアクティビティをスタートさせても大丈夫だと思っていましたが、公式のFAQ

アクティビティのタイマーを開始する前に2~5分間待ちます

と書いてあったので、GPSの精度を保つには上記のようにするのがよさそうです。

一度、すごく乱れて計測された時があったので、これが原因じゃないかなと思っています。

追記2(2020/05/18 08:27:50 UTC)

位置による自動計測で距離が少なめになる場合は、反時計回り(左回り)のコースだと右手につけて走るといい感じになるかもしれません。

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Tag: 日記